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「身を切る改革」へのご質問について

身を切る改革について

 

一谷 勇一郎(日本維新の会 衆議院兵庫県第一選挙区支部)

 

東徹(2018)によると、身を切る改革は、議員などの政治家の報酬や議員定数を削減するだけが目的ではなく、政治家自らが徹底した行政改革を推し進める覚悟を示すもの。

議員、自らが報酬に対してシビアになれば、自然と税金の使われ方にも厳しく目を向けるようになれる、行政改革を推し進める際に議員が自分達に甘い態度をとってしまうと、役所や公務員に対しても甘くなってしまう、議員と役人の関係はギブアンドテイクだから。

議員が覚悟を示す事で報酬を削減する金額以上の効果が議員と役人の間に生まれ、さらなる無駄な経費の削減効果が見込める、今、我が国の状況はまさしく国難、その国難を打開する為には政治家が改革をする覚悟を示す必要があり、それがもっとも効果的に役人のみなさんに伝えることができるのが身を切る改革、政治家が身を切る改革に向けての覚悟を示せば、税金の使われ方に対して厳しくチエックを行うことが出来るようになる、そして、行政に対しても徹底した改革を迫る事が出来る。

政治家側も役人側も両方が既得権益を温存してしまう、政治家が自ら身を切る改革をしていかなければ、この悪しき習慣を断ち切る事が出来ない、政治家自身がまずは自らの行いを律していかなければ、行政のお金の使い方に対して、厳しく指摘をすることができず、厳しい発言を受け入れてくれるような人間関係を作ることができない。

参考文献

東徹(2018)それでも維新の「身を切る改革」:金風舎

 

身を切る改革はするべきか

 

 私は介護業界に身を置き、経営と現場、そして、全国で他の事業者に介護保険制度、人材、デジタル化の講演を行って来ました、その中で毎年、増加する社会保障費、少子高齢化による人材不足に問題意識を持ち、これらの問題を若い世代に先送りしてしまっては日本が破綻してしまうのではと強い危機感を持っていました。

 その危機感が最高点に達したのが平成30年の医療介護のダブル改定です、6年に一度、巡ってくるこのダブル改定は2025年問題に対して、大きな改革を行う、最後のチャンスと言われていました。我々事業者も腹を決め、負担を受ける覚悟が出来ていたと思います。私は一年を通して50回、全国を回りこの改定について、説明を行いました。しかし、結果は改革の先送り、骨抜き改定でした。私はその改定の中心ではありませんので、どの様な経緯でそうなったのか、理解出来ませんが、政治、行政共に改革をやり切れなかったのではないかと思います。あくまで私の主観です。

 これらも国難だと思います、この国難を乗り切り、皆さんが幸せを感じる世の中にする為には、覚悟を持った、身を切る改革は必要だと思います。

 

2025年問題=後期高齢者が増加するターニングポイント。

 

身を切る改革の公開

 

 歳費からの身を切る改革を公表する事に強制が出来るのかは疑問ですが、公表すれば済む話であれば公表すれば良いと私は思います。

 

政治資金収支報告書及び政党交付金使途等報告書は総務省より公開されています。

支部長を任されている兵庫県第一選挙区支部は今年の9月に公開されます。

https://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/

 

以上